[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[freewnn:00434] Re: server と libraries の分離



田岡です。

From: ISHIKAWA Mutsumi <ishikawa@linux.or.jp>
Subject: [freewnn:00433] Re: server と libraries の分離
Date: Wed, 30 Aug 2000 02:04:52 +0900
Message-ID: <20000830020453G.ishikawa@linux.or.jp>

> むつみです。
> 
>  少し脱線しますが、NetBSD での freewnn パッケージの作りが
> どうなってるのか見てませんが、freewnn のパッケージの make に
> wrapper 的にもう一つ make をかぶせてとか そういうやり方 or
> そういう Makefile を用意して 中から make を呼んで freewnn を build
> してとか いうことなら、.deb や rpm での作業の考え方と大差ない
> ものだと言えると思います。

{Net,Open,Free}BSDのパッケージ作成方法はほとんど同じで、おっしゃっている
ように、Makefile (and shell script)をかぶせて、作業します。この点はrpmの
specファイルと同じ感じです。

ただし、(.deb は作ったことないので知りませんが)rpmと違うのは、

rpm -ba hoge

でインストールされる先は、基本的に、/usrの下ではなく、/varなどの仮の場所
ですが、*BSDのものは、/usr/{local,X11R6}の下に直接入れてしまうことです。
だから、portsでmake installする際には、基本的に、そのportsの守備範囲外の
ものがインストールされてはいけないのです。例えば、FreeWnn-libのportで
make installしたときに守備範囲外の例えばjserverがインストールされてはい
けないのです(つまり、portsでのmake installとパッケージで入れる作業が同
じになっています)。一方、(説明する必要ないのですが)rpmは、仮の場所に
一旦入れ、しかも、分割したものすべてを一挙に作るので、ソフトウェア側での
対処は不要なのです(rpm -b*はパッケージを作るだけで/usrにインストールし
ない)。この点が違います。

ですから、*BSDでは、ソフトウェア側で分割能力を持たせないといけないわけで
す。で、NetBSDはBSDのmakeの書式(GNU makeは動かない書式)を使って、この
能力を持たせていたのです。それだと、他のものでは使い物ならなくなるので、
根本から直したのです。


http://www.freewnn.org/ FreeWnn Project