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[freewnn:00507] FreeWnn 用 直 接かな入力パッチ



森@sgiです。

FreeWnn用 直接かな入力パッチが一通り完成しましたので投稿しておきます。
本来は弊社のOSSサイトに置くつもりで手続きしてるのですがまだ時間が
かかりそうなので、今回はメールサイズが大きくなって申し訳ないですがこの
メールにアタッチさせて頂きます。

xwnmoのコンパイルに成功してる人がどのくらいいるのか判りませんが、今回
xwnmoも一通り動くものが出来ましたので合わせてレポートしておきます。
とは言っても、xwnmo自体まだまだ沢山バグを抱えてるようで xwnmoがコンパイル
できたからと言って、直ぐに運用で直接かな入力が使える状態ではないと思われ
ますのであしからず。

各ファイルにつての詳細は下記の通りです。


FreeWnnSGI.spec:

RedHat系 rpmを作るための specファイルです。今回は私の開発環境の都合上
RedHat 7.0Jから使わせて頂きました。
幾つか簡単な説明も入ってますので rpm化したい人は一通り目を通してください。


FreeWnn-xwnmo.patch:

RedHat 7.0J上で xwnmoをコンパイルするための修正分です。大まかには他の
プラットフォームでも通る修正になってると思いますが、下記の部分だけは、今時
こんなコードは要らないだろうとは思いつつ、適切なマクロを使ったいい修正方法が
見つからず、無理やりコメントアウトしてしまいましたので誰か判る人は正しく修正
してください。^^;

   Xwnmo/xjutil/init_w.c:
   @@ -82,7 +82,7 @@
    #ifndef SYSVR2
    /*    extern char *index(); */
    #else
   -  extern char *strchr ();
   +/*  extern char *strchr (); */
    #endif


xf86-4.0-headers.tar.gz:

これは、実はこのメールのパッチには含まれてません。とゆうのは xwnmoのコンパイル
に必要なX内部のへッダファイルを取ってこなくてはいけなく環境に依存するからです。
RedHat 7.0Jの XFree86-4.0.1の環境で必要だったファイルは下記の通りですが、
はたしてこのやり方が正しいかどうかはあまり自身はありません。(-_-

% tar tvfz SOURCES/xf86-4.0-headers.tar.gz
-rw-r--r-- root/root      6198 2001-01-11 19:53:46 Xwnmo/xwnmo/XimProto.h
-rw-r--r-- root/root      6987 2001-01-11 19:53:27 Xwnmo/xwnmo/XlcPublic.h
-rw-r--r-- root/root      5910 2001-01-11 19:53:13 Xwnmo/xwnmo/XlcPubI.h
-rw-r--r-- root/root     37961 2001-01-11 19:53:06 Xwnmo/xwnmo/Xlibint.h
-rw-r--r-- root/root      7713 2001-01-11 19:48:19 Xwnmo/xwnmo/Xlibnet.h
-rw-r--r-- root/root      1960 2001-01-11 19:46:22 Xwnmo/xwnmo/Xvarargs.h
-rw-r--r-- root/root     25038 2001-01-11 19:45:56 Xwnmo/xwnmo/Xlcint.h

それぞれの環境で Xのソースを展開しておいて必要なファイルを1本ずつコピー
ながらコンパイルし全ファイルを割り出すしかないと思います。
ほとんどの物は x/xc/lib/X11/ の下で見つかると思います。


FreeWnn-rh7j.patch:

なぜか RedHat7.0Jの環境ではロケールに ja が使えないようで(たぶん)、
仕方なく ximconf の設定を ja_JPにし、 /etc/FreeWnn/jaへの
シンボリックリンクを作って回避してしまいました。^^;
他の環境では必要ないパッチだと思います。


FreeWnn-kanamode.patch:

これが、今回の 直接かな入力 をサポートする為のパッチです。
詳細はこのパッチファイルの最後の辺りにある READMEの部分を良く読んでください。
使い方と一緒に今までに見つかった問題点やその対処方法なども書いてあります。


最後に今回の xwnmoを使ってみた感想ですが、まだまだ安定して使うには程遠く、
例えば xinitrc.d/xin から xwnmoを起動するようにすると gnome-panel
が起動する辺りで一緒にハングアップしたり、仕方なく手で xwnmo, gnome-terminal
と立ち上げ、terminalを CTRL-Dで終了すると一緒に xwnmoもクラッシュ
したりしてましたが、これを元にどんどんデバッグし問題を潰していけばいいのでは
ないでしょうか?

あと、Wnn6を開発した時や Linuxに移植した時起きた問題の幾つかは FreeWnn
でも共通の物があるはずで、その辺オムロンソフトウェアさんの方からパッチを
出して頂くなどして対応して頂けるとみなさん早く幸せになれるのではと思います。
今後の対応に期待したいと思います。(^^

私ももう少し xwnmoで遊んでいたいのですが、来週辺りから次の自社製品の
開発に入らなくてはいけなく、4ヶ月間ぐらいはなかなか十分な時間が取れな
いとは思いますが、簡単な作業ぐらいはできると思いますので、何かありましたら
気楽にご連絡ください。

それでは…。


おっと、最後にもう1つ忘れてました。
/etc/FreeWnn/ja/rk/mode は本来シンボリックリンクだと思いますが、
今のソースツリーで makeすると実体でインストールされてしまいます。

Xsi/Wnn/jd/rk/Makefile.inの install::の部分で実体の分と SymLink
とは分けるべきだと思いましたが、残念ながら今回のパッチにはそこまで含まれて
いませんのであしからず。(単に今回は面倒くさかっただけです、すみません)
確か、他の cd, td, kdも同様だったと思いますので次回機会があったときに
誰か修正してください。^^;
-- 
Masa(Masahiko) Mori               | E-Mail:mailto:masa@engr.sgi.com 
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FreeWnn-kanamode-patches.tar.gz



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